「四日間の奇蹟」(浅倉卓弥)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

「秘密」(東野圭吾)って言いたくなる気持ちもわからないでもないけど(私もちょっと思ったけど)全然違う話ですよ。
それぞれ好き。
「秘密」は大切な人のためにどうしたらいいかってお父さんが言ってたところがめちゃめちゃよかったのです。ときどき思い出しては自戒します。
「四日間の〜」は危篤になったときに周りの人がみんなで押し寄せたのを見てしまうところがもう。脳に障害があって上手に折れない人まで、折り紙がなくなっても自力で紙を切ってこさえてまでしてみんなが作った千羽鶴を持ってね。
あんなことしてもらったら泣いちゃうねーまじで。号泣。でも日頃の行いですよね。そんな風に自分は周りに思ってもらえるだろうか。なんてちょっと反省タイムに入ってしまいました。がんばろ。
それはそうと、元々「ミステリ」の定義がよくわかってなかったのですが、これが「ミステリ」として紹介されてるのを見てますますわからなくなりました。昔は推理小説のことだと思ってたんですけどねー。なんか違うみたいですね。