「学寮祭の夜」(ドロシー・L・セイヤーズ)

学寮祭の夜 (創元推理文庫)

学寮祭の夜 (創元推理文庫)

ええと、これにミステリを期待して読むとがっかりすると思います。
あそうすか、て感じ。
あとピーター卿が好きじゃない人とか「毒を食らわば」と「死体をどうぞ」を未読の人にもおすすめできません。
でも私はこの話が大好きです。
うーん。これを恋愛小説と言い切るのは何かが違う感じですが、何て呼びましょうか。
30歳以上の女の人が読むと何かしら思うところがあると思います。普段物を考えない私ですら、色々考えてしまいました。どうしたいんだろう自分は、とか。(当然結論なんて出ないんですけど。)
ラストシーンに感動しましたよー。
ピーター卿に心からの拍手をおくりたい気分です。おめでとうございます!