「陰摩羅鬼の瑕」(京極夏彦)

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

多分、みんな早い時期に何が起こったかは気付くと思うんだけど、これはでもそういうことではなくて、その後のその人の態度を書きたかったんではないかと思いました。
背筋を伸ばして、ひたすらまっすぐに前を見つめるその姿勢に、胸が打たれます。
榎さんは、もうなんていうか、視力でも奪わないと手がつけられないのですね。素敵。さすが”探偵”。