「春になったら苺を摘みに」(梨木香歩)

春になったら莓を摘みに (新潮文庫)

春になったら莓を摘みに (新潮文庫)

エッセイです。
なんだか小説みたいな感じでした。
普段のこの人の話に出てくる背筋のすっとしたでも柔らかい、私の憧れの人達のような人がたくさん出てきます。ということは、そういう人が実在するんですよね!
つらいことや悲しいことがあってもそれを言い訳にしないで、明るく優しくいられる人。
そういう人は、一日や一年といった短い期間でなれるものではなくて、長い長い時間をかけて年輪のように作っていくものなのでしょうね。
お金がたくさんあって裕福で便利な暮らしは、もちろんうらやましいと思う。
でも今の私には、いつでも誰にでも優しくあれるウェスト夫人やジョーの生き方の方が素敵に思えるのです。


という訳で、今年度のテーマは「人にやさしくする」にします。(うわあ、難しそう…。)