「こころ」(夏目漱石)

こゝろ (角川文庫)

こゝろ (角川文庫)

よかった。
またそれか、と思われるかもしれないですけど感想を。
つれない言葉にがっかりしたり、一緒にいるときに空の青さや楓の一枚一枚違う若葉の緑に目を奪われたり、安否が分からなくていてもたってもいられなくなって電車に飛び乗ったりする気持ち。それを人は恋と呼びますよ。
一途すぎてこっちが照れました。


Kの仕打ちは、先生のそれよりも余程ひどいんじゃないかと思う。
反論も謝罪も一切認めない、そんなのあんまりじゃないかと。
でも私やっぱりそのままほっといたらお嬢さんはKとくっついたような気がします。人間って難しいですね。