「ミルク」

こちらはGOMES山田さん大絶賛作品。
やー、やられました。別に泣かせ映画ではないはずなんですけどね。
車椅子の人から電話がかかってくるところ(×2)とか、オペラ観て感動した気持ちのまま別れた恋人に電話するところとか、坂道がロウソクの灯りで埋めつくされた光景とかだらだら涙流しっぱなしでした。ああ、やばい。特にロウソクの灯りの光景は思い出すだけで視界が揺れます。まあ、とにかく私はすごく泣きましたということで。
全ての、自由を愛する人は見た方がいい気がします。一つの差別を許せば、それは多くの差別の始まりになる、みたいなことを誰かがインタビューで言ってたのが、頭に残りました。そう考えると、あらゆる差別は他人事ではないのですよね。例えば、漫画が好きな人は市民権ありませんから、とか言われたら本当に嫌ですもん。たとえがおかしいかもしれませんが、でもきっとそういうことですよね。
あ、ちなみに私は男の人同士のラブシーン全然嫌じゃなかったんですけど。ちょっと照れましたけどね。べ、別に腐ってるからじゃないと思います…よ。多分。うーん、絵的に美しければいいじゃんか!と思ってるだけです。(え、これ差別かな?)
あと「希望だけでは生きられないが、希望がない人生は生きる価値がない」的なセリフがあって、フィリップ・マーロウみたいだーと思いました。なんとなく。
途中で別れちゃう恋人役の人が超ハンサムですねー。でも名前忘れた。(ひどいよ。)