「カラマーゾフの兄弟(中)」(ドストエフスキー)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

ゾシマ長老、死にそうなのに話長すぎです。
ドミートリイのとっ散らかりっぷりにイライラしました。
長老の話の中に

毎日、毎時、毎分、おのれを省みて、自分の姿が美しくあるよう注意するがよい。たとえば幼い子供のわきを通るとき、腹立ちまぎれにこわい顔をして、汚い言葉を吐きすてながら通りすぎたとしよう。お前は子供に気づかなかったかもしれぬが、子供はお前を見たし、お前の罰当たりな醜い姿が無防御な幼い心に焼きついたかもしれない。お前は知らなかったかもしれぬが、もはやそのことによって子供の心にわるい種子を投じたのであり、おそらくその種子は育ってゆくことだろう。

というところがあって(長い)、これはちょっとどっきりしました。
それからなるべく笑顔ぽくなるようにがんばってます。
(がんばらないと笑顔にならないあたりが。)←ぼーっとしてると怒ってると言われるのですよ。心外。