「夜の科学 in 広島〜夕凪セレナーデ」@広島 ヲルガン座(山田稔明)

ああー、いよいよ最後の夜です。
「夏の日の幻」の10年前に書かれた、同じ夏の日の風景を切り取った歌、と曲紹介された「何もない人」。
それ聞いた瞬間に、私の中でまた「何もない人」と「夏の日の幻」が裏でつながって、ぐわんときてしまいました。特技:妄想小話製造。つっても登場人物は大概火村先生なんですが。「何もない人」を聴きながら、「夏の日の幻」の♪夏の夜の花火 胸を刺す痛み、がその先に待っていることに胸が痛くなったりしました。(病気。)
「情熱スタンダード」は久しぶりで、もう聴いても平気だと思ってたのになー。(この曲聴くたびに涙が止まらなくなってたのはもうずいぶん昔だったから。)だけどあんなに熱く歌われたらどうしてぐっと来ないことがあろうか、いやない。(反語。)
今日のライブは全体的に本当に熱くて、ぐらぐらさせられっぱなしでした。
「hummingbird」、この歌に対する見方が今回のツアーでとても変わりました。かわいい歌だと思っていたらとんでもなかったです。熱い熱い歌でした。ハチドリが目にも止まらぬ速さで羽を震わせる姿と、今日の山田さんの熱唱がオーバーラップして、なんだかもう胸がいっぱいになります。目がうるうるしまくりで困ります。困りますて。どうでもいいですが「困」って字はベンツのマークに似てますね。(ほんとにどうでもいい。)
こういう気持ちを「感動」と呼ぶんだなあと、ため息とともに思うような歌です。
「この広い世界で」も強烈な歌です。うわーもうやだー。涙を我慢すると鼻水出ちゃうから一切我慢はしないぜ!とか思ってるのですが、野放すと延々泣いてそうなのでちょっとは我慢してみよっかなと試みてみました。あーあ。無駄な努力でした。完敗でした。だめだもう。
や、でもぐっと来るのに理由も理屈もあるもんか。いいのだ。いいものはいい。それだけなのだ。
というわけで、山田さんの夜の科学西日本ツアーは、本当によかったのです。
素敵なライブを本当にどうもありがとうございました。これで仕事三昧の夏も切り抜けられる気がします。がんばります。