「電人ザボーガー」

何で板尾さんが主役でザボーガーやるんだろうなあ?と思ってたのですが、予告映像を動画サイトで観て、青年時代とその25年後の2話構成で、25年後の主人公役が板尾さんだと知り、俄然観に行く気になったのです。
夜の9時半の回なのに結構な人の入りでしたよ。(ん?もしかして映画って夜遅い方が人多いの?)
主人公、大門が熱くて強くて真っ直ぐで、でもアホの子でよかったです。すんごいがんばってた。ヘルメットのマイクに「チェインジ、ザボーガー!」とか叫ぶところがきちんと叫べててかっこよかった。
ザボーガーは、音声で指示を出す式のロボットでしたが、「がんばれ!」とか叫んでるのもよかった。かわいかった。
あと、敵方のミス・ボーグという女サイボーグもかわいかった。すごくかわいかった。3姉妹も野太い叫び声を出せる美女ですんごくよかった。
大門博士も悪ノ宮博士も、完全に壊れてる系の天才博士で笑った。アホだろあんたら。
25年後の大門は板尾さんなんですが、最初のしょぼくれてるところの死んだ魚のような目と、後半戦うために立ち上がったときの目の輝きが全然違うのですごいなあと思いました。
あと何より、にこにこ団がもうね。泣くね。辛いときに笑えとはよく聞く言葉ですけど、あの状況で本当に最期まで笑ってて、ちょっと泣いたよ私は。
ロボもアクションも泥臭いんですけど、熱い気持ちとか挫けても立ち上がる姿とか、なんかそういうヒーロー物に必要不可欠なものは詰まってたように思いました。
いい映画だと思います。あでも、特撮ヒーロー興味ない、とか着ぐるみ感全開のロボットは嫌、て人にはおすすめしません。よしなに。