「X-MEN:フューチャー&パスト」

完全ネタバレー。




説明書いてるとすんごく長くなるので全部省きました。

うーん。これは「ファースト・ジェネレーション」の続きなの?
キューバ危機から10年後、エリックはJFK暗殺の犯人としてペンタゴンの地下にある特別な牢屋に閉じ込められていて、チャールズとハンクは人目を避けるようにひっそりと暮らしていて、レイヴンはトラスクを追って世界中を探し回っています。
エマとアザゼルとエンジェルとバンシーは、トラスク社に殺されたらしい。(リップタイド…。)
エンジェルとバンシーはともかく、エマとアザゼルが殺されるってどういう状況なの?エリックもチャールズもその事実を知ってるぽいし。あと、彼らを殺せるだけの力がトラスク社やCIAにあるとしたら、エリックとかチャールズが野放しなのも不思議だし、トラスクはレイヴンのこと知らなかったぽいし、どういうことなの?と謎が深まるばかりなのです。
チャールズはエリックにレイヴンを奪って俺を裏切った的なことを言ってましたが、ファースト・ジェネレーションのラストは全然そういう風に思ってるようには見えなかったんですよ。私の中では全然繋がってくれないのです。
だから別の物語なのだと思うことにしました。そう思えば問題ないような気がする。



あと不満だったとこは、エリックもレイヴンも作戦がザルすぎるんですよねー。
未来から来たウルヴァリンから、トラスク社の社長を殺したことによってミュータントが危険だという認識を政府が持った結果センチネルの開発が急速に進んだと聞いたはずなのに、思いっきりど派手に人間を攻撃しようとするエリック。
お前は人の話を聞いとらんかったんか、と私の中のローガンが激おこでした。
レイヴンはトラスク社の社長を本気で殺したいみたいなのに、警備が厳しいところで殺そうとするとか、なんだか謎なんですよ。トラスクのオフィスに忍び込めるなら、それ活かして殺した方が確実なんじゃないの?公開処刑にしようとは思ってなかった風なのに。
ホワイトハウスのシェルターをエリックがひっぱり出した後の展開もよく分かんねーんですよ。大統領に化けて「私だけ殺せばいい!」て叫んだのはどうしてなの?もしかして何かカットされてるの?



でも、面白い映画でもあったのです。
アメリカからパリに向かう飛行機の中でお互いの感情をぶつけあうエリックとチャールズとか、ペンタゴンからエリックを脱獄させるときのクイックシルバーさんの大活躍とか(あのシーン大好きすぎる!)、能力を無効化する薬を使うのをやめるチャールズとそれをただ見守るウルヴァリンとか、未来のチャールズが語った希望についてとか、チャールズの説得に揺れるレイヴンとか、運命は変わらないという自分の説が全否定されたのに嬉しそうなハンクとか、闇の未来の世界でお互いに手を取り合うプロフェッサーとマグニートーとか、輸送されるセンチネルにはがした線路を使って制御できるように細工するエリックとか、ヘルメットを取り戻すためにペンタゴンに乗り込むエリックとか、スタジアムごと浮き上がらせるエリックとか、いやもう、ほんとよいシーンもたくさんあったのです。
今、すごい複雑な気持ち。