「ザ・ロンリー」(ポール・ギャリコ)

ザ・ロンリー

ザ・ロンリー

なんだよそれ。というツッコミを延々入れつつ読んでました。最後までそうだと思ってました。
パッチズは悪くないと私は思う。それは私が女だからなんだろうか。でも悪くないよーかわいいよパッチズ。ひどいよージェリー。


でもねえ。
大切な人達の期待を裏切る選択をする心地悪さだとかやるせなさだとか後ろめたさだとか、そういうのを私は少しだけど知っていて、ジェリーが自分で選んだのがそういう答えだったから何となく責められなくなってしまったのでした。
簡単。
単純。
そして、私もどうしていいのか分からなくなってしまったことよ。