「pilgrim」(山田稔明)

そんな訳で、夜の科学の先行販売で一足お先に入手しました。
独断と偏見による全曲紹介コーナーです。


相当色々なものが全開ですが、ああこの人頭おかしいんだな、と生暖かい目で放置してくださると幸いです。間違ってもリアル私の前で「あの感想文のあの箇所が…」とか言わないようにお願いいたします。貴婦人のように気絶します。




1.harvest moon theme
う、わー。歌詞入りの「harvest moon」もすごく素敵な歌なので、ぜひいつかどこかに収録してほしいものです。
クランベリーソーダ。香るラベンダー。


2.blue moon skyline
旅立ちの歌。
遠く遠く、人の心は地平線のその先までも一瞬で越えるから、本当は光よりも速く遠くまで行けるのかもしれません。でも誰かにその内容を伝えようと思ったら、やっぱり身がないとだめだとどこかで知っているから、人は旅に出るのでしょう。
とかちょっとトリップ気味に思ったりする歌。(←病気。私が。)


3.clementine
宇宙は男のロマン!みたいな感じの歌です。
意外に山田さんは山男みたいな雰囲気を持ってる気がしますよ。あ、ひょっとして「雪山賛歌」に引き摺られてるだけか?(単純なミステイク。)


4.夏の日の幻
山田さんがMCで言ってたのですが、ほんとに音が近い!まるでアコースティックギターがすぐそこ、手が届くところで鳴ってるようです。
過ぎ去ってもう二度と戻らない夏の光を、失ってしまったのだと認めてしまうにはまだ早すぎて、時折訪れるフラッシュバックに翻弄されながら過ごす日々の話。(話て。)
いやー、でもこの歌、異常にドラマチックじゃないですか?
扇風機とかヒグラシとか花火とかスプリンクラーとか、夏の小物が脳内映像のリアル化に一役買っています。


5.三日月のフープ
ドラマチック・ストーリーシリーズ第二弾。私の中で勝手にシリーズ化。
この歌は、テトラポッドと安物のリングと星座を指で結ぶところが脳内映像の(以下略)略すなよ。
夜の海です。月明かりです。大人の恋愛て感じでどきどきします。一生に一度でいいからそんなシチュエーションの中に立ってみたいものです。


6.pilgrim
海へと吹き抜ける風とか、雲ひとつない空とか、眩しい光が反射する青い海だとか、そんなイメージが私の中では浮かぶのです。そしてオーストラリアに行きたくなるのです。(普通に旅行に行きたいだけではないかとか言うのは禁止。)
グレートバリアリーフを目の前にしたら泣いてしまいそうな気がします。なんでだ。


7.雨に負け風に負け
ラブストーリーは突然に」を思い出した曲はこれでした。間奏がそんな雰囲気じゃないですか?(誰に聞いてるのか。)
山田さんの歌には「一つだけ」という言葉が時々登場するのですが、そういう『大切なたった一つのもの(とか人)を強く強く想う気持ち』を持ち続けられる漢らしさが、私の心の琴線に触れまくるのです。


8.SING A SONG
「歌うなら愛の歌を!」という何とも素敵なスローガンの下に掲げられた歌です。
握りしめたこの手は二度とは離さないよ。
きっと本当に男らしい人というのはこういう人のことを呼ぶんだと私は思っています。


9.ONE
正面を向いて見つめる目の強さにどきっとする感じの歌です。(主観で説明するのいい加減にやめようぜ私よ。←今更それを言うか。)
ラブラブソングです。(うわあ。この単語なんかすごい攻撃力です。)
パイプオルガンみたいなサビの伴奏がすごく好きです。


10.ユートピア
この歌を聴くといつも「青い鳥」を思い出します。メーテルリンクの。私だって普通の想像もしてますよということで。
エンディング・テーマのような歌な気がします。長い長い長い旅路の果てに、見つけたものは「我が家」でした。そんな歌。
and then goes on.






以上、妄想コーナーでした!
やーでも「pilgrim」が素晴らしいアルバムであることは間違いない事実!なので、機会がありましたらみなさんぜひぜひ実際に聴いてみてください。
ほんとにほんとに。
あ、特設サイトも出来てるみたいです。
http://www.gomesthehitman.com/pilgrim/






(追記:2009/3/16)
普段使ってるMP3プレイヤーで聴いてみたら、本当に明らかに音が違いました。山田さんがMCで言っていた「音がいい」というのはこういうことか!クリアな音は、目から鱗が落ちる感じです。(←使い方違う。)